スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第1章 ~冗談日和~



 

.

「ふぁ~・・・、眠い」
 私は欠伸をしながら、だるそうに呟いた。
 結局、寝たのは5時過ぎで起きたのは6時前。1時間も寝てない。
 まぁ、学校で寝るからいいんだけどさ。
 ちなみに、本来はここまで早く起きる必要はない。
 というか、この時間帯に歩く生徒はほとんどいない。
 さらに言えば、私は柊先輩くらいしか見たことがない。
 要するに、私と柊先輩しかいないのだ。まぁ、時間が早すぎだしね。
 私だって、柊先輩が一緒でなければ、こんな時間帯には出ないし。
 でも、柊先輩がこの時間帯に登校する以上、睡眠時間を削ってでも一緒に行こうと思う。あぁ、私って健気!
 そんなことを考えていると、柊先輩の家が見えてくる。
 私は玄関まで近づき、インターホンを押そうとする。
 ・・・無理。
 とりあえず、深呼吸してみる。
 そして、もう一回押そうとする。
 ・・・やっぱ無理。
 『今日も』インターホンを押すには時間が掛かりそうだ・・・。
 そんなことを考えてるいると、ガチャっという音がする。
 そして、目の前の家から適度な長さの黒髪を持つ男性が出てくる。
 ていうか、柊先輩だね。
 ・・・え?
 その瞬間、頭の中が混乱する。
「こんにちわ。 今日は早いんだな」
 言葉にほぼ反射的に
「こ、こんにちわ!」
 ・・・なんか、柊先輩が不思議そうに見てる気がする。
 戦ってるときだってこんなに混乱することはないんだけどなぁ・・・
「・・・なんかあったのか?」
 恐らく、今の慌てぶりから判断したんだろうと思う。
「あ、いえ。先輩がいきなり出てきたから・・・」
 ・・・嘘は言ってないもん。
「まるで幽霊か何かみたいだな」
 柊先輩は苦笑しながらそう言った。
「あ、違っ、違います!」
 私は必死に否定した。
 多分、今の私の慌てようは凄いと思う。
「冗談だよ」
 真顔でキッパリと言っちゃう柊先輩。
 ・・・この時、一瞬たりとも殺意が沸かなかったということは言っておきたい。念のために。
「そんで、そろそろ学校へ行かないか?」
「それもそうですね」
 その後、学校へ着くまで私たちはくだらないであろう会話をしながら学校へ向かった。
スポンサーサイト

COMMENT









 

TRACKBACK http://roziura.blog41.fc2.com/tb.php/42-be66fda4

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。